極上の港釜揚げしらすを作るには、まず遠州灘でのしらす漁から始まります。

ここ遠州灘は、新川・馬込川・天竜川・太田川・弁財天川・新野川・東大谷川など、沢山の河口があり、しらすを育てるプランクトンが豊富。
遠州灘で漁れたしらすは最高級品として取り引きされます。

その栄養を沢山蓄えたしらすを、福田の漁師達が日の昇る前から一斉に船を出し、その日の潮の流れを読み、2隻の漁船で息を合わせて網に追い込む。

海との厳しい闘いが日々、遠州灘で繰り広げられています。
午前4時。

ここ遠州灘でのしらす漁は、夜明け前から始まります。
日が昇る前には出港できるようにまだ真っ暗なうちから漁船の準備を整えます。

暗闇の中で静かに揺れる漁船の灯りがこれからのしらす漁への緊張感を高めます。
準備が整う頃に、やっと辺りが薄明るくなってきました。 網のチェックは一番重要な日課。少しでも破れがあると、せっかく網に追い込んだしらすを漏らしてしまいます。ほんの小さな破れも見逃さないよう、慎重に調べます。
しらす漁を行うことの出来る時間は漁業組合で決められているので、準備が整うとすぐに出港です。


漁船が一斉に走り出す様子は迫力満点。
漁への気合がさらに高まります。
ベストポイントを探す。

港を出たとたん、全漁船一気にスピードをあげます。
この日の波の高さは1.5から2.5メートル。
その海面を、17ノットで走っていきます。
波のうねりと闘いながら、魚影探知機を使い、しらすの群れを探してポイントを調べます。
 
舵を取っているのは、今回お世話になった『龍盛丸』の船長さん。

魚影をチェックしながら縫うように船を走らせます。
背中に気合がみなぎります。
この頃になると、ようやく太陽が顔を見せ始めました。 防水ジャケットがないと、あっと言う間にずぶぬれになってしまうほどの、ものすごい波しぶき。
ポイントへ網入れ。

ベストなポイントを見極めると、早速網を入れます。
しらす漁は、パッチ網漁法と呼ばれる漁法で、二隻の漁船が息を合わせて行います。
ブイが付いているのが網の先端。適度な速度で船を走らせながら、長さ約200mの網を入れていきます。 網を全て入れ終わると、ジョイント部分をしっかり確認。これが外れてしまうと大変。大事な網を失うと漁ができません。
網の片端を第二龍盛丸に託すために、慎重にタイミングを測って、網を出すスピードをレバーを使って調節します。
Uの字の網の片方を、長い棒の先に付いたフックに引っ掛け、もう一方の漁船に渡します。 網を受け取った漁船はすぐに離れていきます。間隔をとりながら、そのまま併走し、しらすを網に追い込んでいきます。
微妙な潮の流れをよんで、網を流す方向も変えていきます。
今日のしらすはどうだろうか。
期待に胸がふくらみます。
穏やかなひと時。

約30分、網を引いている間にしらすの水揚げに備えて準備を整えました。
あとは網を揚げるまで、ほんのひと時の休憩時間です。
併走しているのが第二龍盛丸。網の片方を船にジョイントさせ、間隔を保ちながら同じ速度で網を引いていきます。
網がはられた刹那、ジョイントさせているフックがものすごい音と共にバシッと張り詰めます。
網の全ての重みが、この一点に集中しているのです。
魚影探知機からは常に目が離せません。黄色・緑色の点に見えているのがしらすの群れです。 水揚げに備えて、船底に積んできた氷を用意します。
いよいよ網を揚げます。

軽自動車ほどもある、船の後部に取りつけられた巨大な巻取り機で、徐々に網を揚げていきます。
少しの油断が大怪我につながる危険な作業、船長の厳しい指揮のもとに、全船員に緊張が走ります。
ころあいをみて、第二龍盛丸が網を渡すために接近してきました。
かなりのスピードで近くまで船を寄せてきます。
速度をあわせて併走しながら、網を渡す作業に移ります。
棒をつかって網にジョイントさせている綱を受け取ります。 受け取った網の端を、巨大な巻取り機につなぎます。網の全重量がかかるジョイント部は、何度も確認が行われます。
巻取りが始まります。モーターが大きな唸りをあげて、網を巻き取っていきます。網の全ての重みがかかる巻取り作業は真剣そのものです。 網がからまないよう、きれいに巻き取っていくのですが、かなりの力が必要。
危険はないか。
船長は指揮をとりながら全員の行動をチェックしています。
徐々に網の先端が近づいてきました。 船の横まで網を移動して、いよいよ水揚げにかかります。
網の重さはシラスの重さ!それを全員力をあわせて船に揚げます。
でも、大漁の時はとても人の手では揚げられません。
バキュームを使って水揚げをすることもしばしば。
網に入ったしらすを桶に移していきます。
今日はまずまずの量です。
  丁寧に手作業でしらすを分別していきます。
闘いがおわり日も高くなりました。
母港である福田港に帰港のため一直線に港に向かいます。
魚の形をした福田漁港が見えてきました。
先に帰港し、セリ場に付けた漁船がいます。順番を待って接岸します。
気がはやる瞬間です。
すでに競り場では、先に水揚げされたしらすの競りが行われています。 接岸すると直ぐに、競り人たちが龍盛丸のしらすを見に集まってきました。
海路から港に接岸、そして直後に行われる競り。
このスピードある流れこそ全国一と言われる福田漁港のシラス漁の秘訣です。
港に船を着けたら、桶に入ったしらすを手早く籠に移し、直ぐに陸揚げにかかります。
鮮度が落ちないうちに、急いで競り場に運びます。 自分のしらすがいくらで競り落とされるのか気になるところ。離れた所から、船長は競りの様子を見守ります。
 
今回取材に快く応じてくれた龍盛丸、新鮮なシラスは笑顔が素敵な海の男達が漁をしていました。 少しの油断が事故にも繋がりかねない真剣勝負のシラス漁、その中でも丁寧に説明をしてくれてありがとうございました。
「いつでも乗せてやるよ!またおいで!」そう言って、龍盛丸は再び海へ出て行きました。

遠州灘福田港の漁師はバリバリの遠州弁!地元言葉と大きな声の暖かな人情
これが遠州灘の誇る、福田港の魅力です
  「ほれ、ほうぼうも獲れたで」   「わーきれいですね、イカもいる」  
  「どれ、イカ食うか」「墨はいいや、船が汚れるで捨てちまえ」
さすが漁師さん、甲板がまな板がわりです。
  「(もぐもぐ)ん、んまいんまい」 
この方、かなりのイカ好きさんでした。
 
まるで皮手袋のような頑丈な手です。

「何年漁師をやってらっしゃるんですか?」

「そうだねぇ、・・・はぁもう50年になるなぁ。中学卒業してすぐ漁師になったもんだでねぇ」

絶句・・・(頭が下がります)




龍盛丸のみなさん、
ありがとうございました!

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釜揚げしらすのカネ吉は、遠州灘福田港(えんしゅうなだふくでこう)で獲れた新鮮なシラス(白子)を使用し、極上の港釜揚げしらす(みなとかまあげしらす)の製造・販売しております。
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