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見極め、狙い、しのぎを削り、そして競り落とす。

その競りには『買参権』という特別な権利を持った限られた人間のみ、参加する事が許されるのです。

買参権を保有するカネ吉は、福田港の厳しい競りの現場で、次々水揚げされるシラスの中から常に最上のしらすを見極め、緊迫した激しい闘いの末、競り落としています。

しらすの籠に入ったカネ吉の札は、その勝利の証。

極上の釜揚げしらすを作るには、最上を見極める目が必要なのです。 |
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漁船が福田港に到着する頃には、
今日漁れた中でも最高のしらすを狙う
沢山の競り人が待ち構えています。
とにかくスピードが命のしらすの鮮度。
競り落としたしらすを一刻も早く
釜揚げ工場に運ぶために、
トラックが続々と待機を始め、
港に緊張と活気が増してきます。 |
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漁船を港に接岸し、水揚げしたしらすを数人がかりで競り場に運び込みます。 |
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続々と入港してくるしらす漁船で港が混みあってきました。 |
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流れ作業でテキパキと陸揚げされていきます。 |
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陸揚げされるやいなや、待ち構えていた沢山の競り人が一斉にしらすに群がります。 |
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シラスで満タンの籠がずらり並ぶ様子はまさに圧巻。この中でいかに質の良いシラスを競り落とせるかが勝負。 |
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天候、水温、潮の流れ。
しらすは日によって微妙にその味が変わる、繊細な魚です。
それを、目と触った感触だけで見極める事が出来るのは、まさに熟練の勘のなせる業。 |
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良いしらすは当然他の競り人も抜かりなくチェック。この日最高のしらすを誰が競り落とすか。静かな中にもぴりぴりした空気が漁港全体に張り詰めます。 |
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漁った漁船によっても大きさ、色、味が異なってきます。それぞれの籠をつぶさにチェック。 |
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競り札を片手にしらすを見極める真剣な眼差しの主人。常に妥協を許さない厳しい姿勢がうかがえます。 |
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いよいよ競り開始です。
張りのある競りの掛け声が場内に響く中、買参権をもつ競り人たちが、今日取れた中でも最高のシラスをめぐってしのぎを削ります。
極上の釜揚げしらすを作れるかどうか、この競りに全てがかかっています。
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競りの開始が近づくと、買参権を持つ競り人が集まってきます。 |
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競り落としたしらすの籠には、『カネ吉』のしらすの証として、屋号の札が入れられます。
厳しい競りの中で狙いをつけたしらすを、しのぎあいの中で競り落とします。
品質にこだわるカネ吉の主人の眼鏡にかなったしらすだけが、極上の『港釜揚げしらす』になるのです。 |
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競り落としたしらすはすぐさまトラックに積み込まれ、釜揚げ工場へと運ばれます。 |
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